山田孝之さんがメインパートナーを務めるオーディション番組「THE OPEN CALL」の第1話が、2026年10月1日にLeminoで配信されました。
この記事は第1話の内容に触れているので、これから見る方はご注意ください。
第1話で描かれたのは、3次審査の合宿1日目です。
32人の候補者が、ト書きのない短い台本で二人芝居に挑みました。
審査員からは「全く噛み合ってない」という言葉が飛び、増田有華さんは自分の芝居を「0点」と振り返っています。
候補者たちの覚悟、各ペアの役作りと講評、予告に登場したゲストパートナー、配信直後のSNSの声までを紹介します。
第1話は広告付きで、Leminoで無料で視聴できます。
「俳優って何だ?」山田孝之が32人に出した合宿審査の課題
第1話は、山田孝之さんの問いかけから始まります。
芝居とは何か、俳優とは何か、役作りで何をしているのか。
ほとんどの人は1ミリも分かっていないはずだと、山田さんは語りました。
そのうえで掲げたのが、本気で役者として生きていく人を探すという目標です。
応募総数1万3796人のうち、1次審査を通過したのは207人、2次審査を通過したのは32人でした。
審査の流れや合格後の映画については、番組の紹介記事で詳しく解説しています。
【THE OPEN CALL】山田孝之の俳優オーディションはいつから?Lemino配信日・審査の流れ・合格発表を解説
第1話の舞台は、その32人が集まった3次審査の合宿です。
会場は千葉県山武市で、「さんむ西小」の看板が掛かった校舎に候補者たちが集まりました。
山田さんは32人を、1万4000人の中から残った人たちとして迎えました。
全員が映画に出られるわけではないと伝えたうえで、自分らしく楽しみながら芝居をしてほしいと語りかけています。
審査にあたる5人のパートナー
候補者を見るのは、山田さんを含む5人のパートナーです。
阿部進之介さんは俳優で、ハリウッドドラマ『SHOGUN 将軍』にも出演しています。
阿部さんは、いい俳優に合わせて脚本を作れば、見つけた才能で映画が作れると話していました。
榊原有佑さんは映画監督で、この企画で生まれる映画の脚本と監督を務めます。
松田一輝さんは企画プロデューサーで、自身も俳優の経験を持っています。
岩上紘一郎さんは、国内外の作品に携わるキャスティングディレクターです。
俳優、監督、プロデューサー、キャスティングという立場の違う目が、同じ芝居を見ることになります。
結婚式二次会の片隅で交わされる短い会話の台本
合宿1日目、32人に配られたのは1枚の短い台本でした。
設定は、親戚の結婚式の二次会会場です。
会場のすみで、長子と末っ子が飲み物を飲んでいます。
セリフは「さっちゃんいくつになった?」「小5だよ」「早いね」といった、日常のさりげないやり取りだけです。
感情や動きを指示するト書きはなく、二人がどんな関係なのかも書かれていません。
仲の良いきょうだいなのか、長く会っていなかったのか。
その行間を、自分たちで埋めることが求められました。
ルールは、候補者同士で自由にペアを組み、この台本で二人芝居を作ることです。
最初に自己紹介と「好きな映画のワンシーン」を発表し合い、そこから声を掛け合ってペアが決まっていきました。
ヒカリセリフがこれだけなんて、関係性から自分たちで作るんですね!



ト書きがないぶん、二人の過去をどう想像するかが問われる課題ですね。
審査員が見ていた2つのポイント
約3時間の準備のあと、各ペアは審査員の前で芝居を披露します。
番組では、審査のポイントとして2つが示されました。
1つ目は、二人の演技が噛み合っているかです。
2つ目は、何気ないシーンに物語が見えるかです。
1次審査の30秒の自己紹介動画では、実在する人物に見えるかが見られていました。
3次審査では、一人で人物として立つことに加えて、相手とのやり取りの中から物語を生むことが問われたことになります。
小松田あこ、ほのかりん…自己紹介で語られたそれぞれの覚悟
第1話では、芝居が始まる前に、候補者たちがこの審査に来た理由も語られました。
年齢も経歴もばらばらな32人が、同じ1枚の台本に向き合います。
それぞれの背景を知ると、このあとの二人芝居の見え方も変わってきます。
この審査に俳優人生をかける人たち
50歳の小松田あこさんは、役者を辞めるかどうかを判断するためにこの審査を受けたと語りました。
続けるための挑戦ではなく、自分の役者人生に答えを出すための挑戦です。



辞めるかどうかを決めるための応募って、覚悟が違います!



続けるか終えるか、その答えを芝居で出そうとしているわけですね。
27歳の神嶋里花さんは、事務所に所属しながらも仕事がない日々を送ってきました。
アルバイト漬けの生活の中で、自分の人生が楽しくないと悩んでいたことを明かしています。
24歳の稲葉捺月さんは、自分はパッと見て選ばれるタイプではないと語りました。
見た目で選ばれにくいという引け目を抱えたまま、芝居で勝負する場に立っています。
34歳の松井薫平さんは、中学生のときに俳優になると決めた人です。
こういう公開オーディションをやってくれないかと、ずっと思っていたと話していました。
長く待っていた形の審査に、ようやく挑めることになったわけです。
違う道のりを経て俳優をめざす人たち
31歳のたかばたけさんは、吉本興業に籍を置き、コンビ解散後はYouTuberを中心に活動してきました。
役者としての経験はありません。
37歳のエマミエ レザさんは、反対に演技を学び込んできた人です。
パリでリー・ストラスバーグのワークショップを受けるなどして、演技理論を学んできました。
29歳のほのかりんさんは、2016年に未成年飲酒を報じられ、芸能活動を自粛した過去があります。
ほのかりんさんは、不祥事を起こした人間として、ここまで残れたことが自信になったと語りました。
演技経験ゼロの人、世界で理論を学んできた人、再出発を期す人が、同じ合宿で同じ台本に向き合います。
経歴の差がそのまま有利不利にならないのが、この審査の面白さです。
32人全員の年齢やプロフィールは、参加者一覧の記事で紹介しています。
めがね×アイザック、美海×松井香乃が選んだ役作りの方向
同じ台本を渡されても、ペアによって役作りの入り口はまったく違いました。
ここでは、話し合いの様子が映った2組を見ていきます。
なお、この2組の芝居の披露と審査員の講評は、第1話では映っていません。
「一番面白い」を探しためがねとアイザック
めがねさんは27歳で、YouTuberと俳優の両方の顔を持っています。
ペアを組んだアイザック(Isaac Y. Takeu)さんは28歳のポッドキャスターです。
アイザックさんは、日本における黒人のスターになりたいと語っていました。
役作りの話し合いで、めがねさんが軸にしたのは、どうしたら一番面白いと思われるかという視点です。
そこから、酔っ払っている設定などのアイデアを出していきました。
結婚式の二次会という場面に、お酒が入った空気を持ち込む発想です。
人を楽しませることを仕事にしてきた2人らしい組み立て方といえます。
家庭を回す側とまだ遊ぶ側、美海と松井香乃の設定づくり
美海さんは22歳で、フォロワー31万人のインフルエンサーです。
CanCamの専属アンバサダーも務めています。
ペアを組んだ松井香乃さんは27歳で、事務所に一度も入ったことがない「野良女優」です。
華やかな場で活躍する人と、自力で道を切り開いてきた人という組み合わせになりました。
2人は、登場人物の暮らしぶりから設定を作っていきます。
松井さんが、片方は結構ちゃんと家庭を回している人物だと提案しました。
それを受けて美海さんが、もう片方は未婚でまだ遊んでいる人物にしようと応じています。
台本には書かれていない2人の生活の差を、話し合いの中で描き出していく形です。
めがねさんたちが場の空気から入ったのに対し、こちらは人物の背景から入ったペアでした。
「全く噛み合ってない」辻千恵×並木彩華への講評
披露の場面が映ったペアのうち、審査員から最初にはっきりした言葉を受けたのが辻千恵さんと並木彩華さんです。
丁寧に話し合いを重ねた2人でしたが、講評は厳しいものでした。
幼稚園勤務を経た辻千恵と、小4でモデルになった並木彩華
辻千恵さんは32歳です。
幼稚園で4年間働いたあと、25歳で今の事務所に入りました。
一方の並木彩華さんは19歳です。
小学4年生のときに雑誌のモデルオーディションに合格し、芸能の仕事を始めました。
社会人経験を経て芸能界に入った人と、子どもの頃からこの世界にいる人という、13歳差のペアです。
役作りでは、辻さんが設定を細かく提案し、話し合いを進めていきました。
ト書きのない台本の行間を、言葉で一つずつ埋めていく進め方です。
岩上紘一郎と山田孝之が指摘したこと
2人の芝居を見たあと、キャスティングディレクターの岩上紘一郎さんが口を開きました。
岩上さんは、相手がどう出てこようが関係ないように見えたと伝えています。
そして、「全く噛み合ってないな」というのが第一印象だったと語りました。
山田孝之さんも、全く歯車が噛み合っていなかったと振り返っています。
山田さんはさらに、ほかのペアを見て急きょプランを変えたのではないかとも話していました。



あんなに細かく話し合ったのに、噛み合わないなんて…!



準備した設定よりも、その場で相手を受け取れたかが見られていたんですね。
2人の講評に共通しているのは、それぞれの演技ではなく、2人の間で起きていることを見ている点です。
審査のポイントの1つ目は、二人の演技が噛み合っているかでした。
設定をどれだけ作り込んでも、本番で相手の芝居を受けて返すやり取りが生まれなければ、二人芝居にはならないということです。
この言葉を受けて、2人がこの先どう変わっていくのかが楽しみなペアです。
「手話を練習してきたことを見せる会」樋口拓哉×レオへの講評
樋口拓哉さんとレオさんのペアは、台本に手話を取り入れるという、ほかのペアにはない挑戦をしました。
しかし、その挑戦に向けられた講評は、芝居の根本を問うものでした。
ろう者の俳優レオと組んだ樋口拓哉の提案
樋口拓哉さんは24歳で、会社員を辞めて俳優の道に進みました。
ペアを組んだレオさんは28歳で、手話を使うろう者の俳優です。
役作りで、樋口さんはレオさんに「手話を教えて」と持ちかけました。
相手の言葉で芝居をしようという提案です。
限られた準備時間の多くは、樋口さんが手話を覚えることに使われました。
本番では、樋口さんがたどたどしい手話で演じ、レオさんが怒る芝居を見せています。
岩上紘一郎が語った「相手へのリスペクト」
この芝居に講評をしたのは、キャスティングディレクターの岩上紘一郎さんです。
岩上さんはまず、樋口さんのやりたいという気持ちが強く出過ぎたと伝えました。
そのうえで、短い時間で手話を練習してきたことを見せる会に見えてしまったと語っています。
岩上さんが指摘したのは、手話でやりたいという気持ちの向きでした。
そこに相手へのリスペクトが欠けていた気がする、というのが岩上さんの言葉です。



レオさんに寄り添いたい気持ちは、まっすぐだったはずなのに…!



気持ちが「手話でやること」に向いて、相手から離れてしまったんですね。
手話を覚えること自体は、レオさんと同じ言葉で向き合うための手段でした。
ところが短い準備時間では、その手段を形にすることが目的になってしまったのです。
審査のポイントの2つ目は、何気ないシーンに物語が見えるかでした。
観る側に残ったのが二人の関係ではなく手話の練習の成果だったことが、この講評につながっています。
相手を思って選んだ方法でも、芝居の中で相手を見ていなければ届かないという、俳優の難しさが表れた場面でした。
増田有華が自分の芝居を「0点」と振り返るまで
第1話で最も感情があふれたのが、増田有華さんと和田崇太郎さんのペアでした。
審査員からの直接の講評は映っていませんが、増田さん自身が自分の芝居に厳しい点数をつけています。
和田崇太郎がリードした役作りと増田有華の戸惑い
増田有華さんは34歳で、AKB48の元メンバーです。
俳優として生きていく覚悟を決めたのは、29歳くらいのときだったと語っています。
ペアを組んだ和田崇太郎さんは33歳です。
大手広告代理店を辞め、今は動画制作の仕事で家族を養いながら俳優を続けています。
昨年の役者としての年収は5万円だったと、和田さん自身が明かしていました。
役作りでは、和田さんが設定をリードしていきます。
話し合いが進む一方で、増田さんの中では言葉にならない思いがふくらんでいきました。
「何で泣いてるかもわかんない」カメラの前の涙
準備の途中、増田さんはカメラの前で涙を流しました。
何で泣いているのかも分からないと、増田さんは語っています。
そして、得体の知れないモヤっとしたものがあると、その気持ちを言葉にしようとしていました。
本番で2人が見せたのは、増田さんが泣く芝居です。
芝居を見守る審査員の中には、頭を抱える姿もありました。
披露を終えた増田さんは、自分の芝居を「0点」と振り返っています。



自分で0点なんて…その悔しさごと応援したくなります!



悔しいと言えるのは、それだけ本気で向き合った証拠ですね。
余白だらけの台本をあえて渡した審査員の狙い
芝居の披露が終わったあと、審査員の側から、この台本を選んだ理由が語られました。
32人はやれる人たちだからこそ、あえて難しい台本を渡したという言葉です。
ところが実際の芝居は、ただセリフを言うだけになってしまったと振り返られています。
ト書きも関係性も書かれていない台本は、候補者の力を信じたうえでの課題だったことになります。
辻千恵さんと並木彩華さんは設定を作り込み、樋口拓哉さんは手話を覚え、増田さんは涙と向き合いました。
どのペアも準備に全力を注ぎましたが、相手と物語を生み出すところまではたどり着けませんでした。
第1話は、32人がそろって大きな壁にぶつかったところで、審査の1日目を終えています。
浅野忠信から二宮和也まで、予告に映ったゲストパートナー6人
第1話のラストには、この先の合宿に加わる俳優たちの姿が映し出されました。
壁にぶつかった32人の前に、第一線の俳優たちが現れることになります。
合宿に加わる6人の俳優
「To be continued…」の文字のあと、名前のテロップとともに6人が登場しました。
髙石あかりさん、浅野忠信さん、ムロツヨシさん、赤西仁さん、柴咲コウさん、二宮和也さんです。
6人は「ゲストパートナー」として、候補者たちに関わっていきます。
浅野忠信さん、髙石あかりさん、ムロツヨシさんの3人は、候補者と一緒に芝居をする役割です。
この3人は、オーディションから生まれる映画の主要キャストも務めます。
赤西仁さん、柴咲コウさん、二宮和也さんの3人は、配信開始前日の9月30日に行われたイベントで参加が発表されました。



二宮和也さんや赤西仁さんまで来るなんて、豪華すぎます!



32人にとっては、第一線の俳優と芝居で向き合う機会になりますね。
第2話は10月8日(木)に配信予定です。
第1話は無料で見られますが、第2話以降はLeminoプレミアムでの配信になります。
配信直後のSNSで多かった声
配信直後のSNSでは、番組の仕組みそのものに惹かれたという声が目立ちました。
知名度や事務所の力ではなく、芝居だけで勝負するところが本物のオーディションに見えるという感想です。
二人芝居の難しさが伝わったという声も多く見られます。
相手の表情や呼吸を受け止めることの難しさが、画面越しにも分かったという受け止め方です。
一方で、心が痛むけれど面白いという、複雑な気持ちを語る人もいました。
俳優を目指している人からは、自分が受けている指導を思い出したという声も上がっています。
役を演じるのではなく、人物像を膨らませるのが俳優の仕事なのだと気づいた、という感想もありました。
ゲストパートナーの顔ぶれには期待の声が集まり、二宮和也さんや赤西仁さんが何話から本格的に加わるのかに注目が集まっています。
出典まとめ
- THE OPEN CALL 特設サイト(Lemino):配信日、第2話以降の視聴条件、候補者名、スタッフ(一次)
- 配信スケジュールのお知らせ(Lemino):毎週木曜更新、第2話の配信日(一次)
- 日刊スポーツ「赤西仁、柴咲コウ、二宮和也…ゲストパートナー」(2026年9月30日):ゲストパートナー3人の発表(二次・大手)
- 映画.com 特集(2026年9月28日):ゲストパートナーの役割、映画の主要キャスト(二次)
- X「#THEOPENCALL」:配信直後のSNSの反応(非公式・反応の傾向のみ使用)
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