2026年10月29日(木)にLeminoで配信された『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』Episode 5「役と自分の境界線」から、4次審査が始まりました。
舞台は、オリジナル映画の撮影地に決まった群馬県前橋市です。
この記事では、三きょうだいを演じる4次審査の内容と6グループの配役、赤西仁さんを迎えたワークショップ、柴咲コウさんが加わったScene 1の講評を、放送の順に紹介します。
第5話の内容に触れるため、ネタバレにご注意ください。
THE OPEN CALL 4次審査の内容
第5話から、4次審査が始まりました。
第4話の最後に予告されていたとおり、舞台は映画の実際のロケ地です。
関連記事:【THE OPEN CALL】第4話ネタバレ感想|3次審査の通過者18人とムロツヨシのエチュード
3次審査を勝ち残った18人は、群馬県前橋市に集まりました。
そこで監督・脚本の榊原有佑さんから、『THE OPEN CALL』のゴールである映画の撮影地が前橋に決まったと伝えられます。
4次審査も、この前橋で行われます。
4次審査のテーマは「役として生きる」です。
候補者は、前橋で生まれ育った三きょうだいの長子・中間子・末っ子に分かれて演じます。
課題は一つの場面ではなく、話がつながった3つのシーンです。
これを4日間かけて、順番に演じていきます。
問われるのは、Scene 1で生まれた感情を、Scene 2、Scene 3へ一本の線としてつなげられるかどうかです。
ヒカリ映画を撮る場所で審査なんて、本番さながらです!



3つのシーンを、一人の人物として生き抜く審査ですね。
4日間の流れは次のとおりです。
- Day 1:ワークショップ/自主練習
- Day 2:Scene 1の審査
- Day 3:ワークショップ/Scene 2の審査
- Day 4:Scene 3の審査/合否発表
第5話で描かれるのは、Day 1のワークショップからDay 2のScene 1の審査までです。
4次審査の合否は、この回ではまだ出ていません。
三きょうだいの課題台本
課題台本は、末っ子が3歳のときに父親が蒸発し、それからは家族4人で暮らしてきた、という設定の芝居です。
その母親が亡くなったことをきっかけに、三きょうだいが久しぶりに思い出の旅館へ集まります。
Scene 1では、旅館の客室に着いた三きょうだいが、女将から思いがけない事実を知らされます。
末っ子だけ、父親が違うという事実です。
困惑した末っ子が部屋を飛び出すところで、Scene 1は終わります。
続くScene 2では、きょうだいが本音をぶつけ合います。
そしてScene 3では、宿に一泊したきょうだいのもとに父親が現れます。
Scene 2とScene 3の審査は、次回以降に描かれます。
4次審査のグループと配役
18人は3人ずつ、6つのグループに分かれました。
それぞれのグループで、長子・中間子・末っ子の役が割り振られています。
| グループ | 長子 | 中間子 | 末っ子 |
|---|---|---|---|
| A | リ ショウカク | 神嶋里花 | 並木彩華 |
| B | 松井薫平 | レオ | 稲葉捺月 |
| C | 永山よう | 門田宗大 | 美海 |
| D | 麻絵 | ほのかりん | ミノリ |
| E | 木村龍太 | 辻千恵 | 樋口拓哉 |
| F | 坂井裕美 | 城戸愛莉 | 最愛 |
Scene 1で父親が違うと知らされ、部屋を飛び出すのは末っ子の役です。
グループDとグループFは、3人とも女性の組み合わせになっています。
参加者の年齢や出身地は、参加者一覧の記事にまとめています。
関連記事:THE OPEN CALL参加者32人の年齢・出身地一覧
赤西仁のワークショップ
Day 1は、「役として生きる」ためのワークショップから始まりました。
講師を務めたのは、BNAW主宰の演技講師ボビー中西さんです。
NY・アクターズ・スタジオの生涯会員で、SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)の正会員でもあります。
さらに山田孝之さんの呼び込みで、ゲストパートナーの赤西仁さんが登場しました。
山田さんは、ハリウッド映画『47RONIN』に出演し、アメリカで芝居のワークショップを受けてきた赤西さんの経験と、思い切りのある個性を候補者に感じてほしいと紹介しました。
赤西さん自身は、キアヌ・リーブスさんとの共演は運良く飛び込んで受かったもので、そこからしっかり学びたいとアメリカのワークショップに参加したと振り返りました。
アクションを起こさなければリアクションは生まれない、だから飛び込む勇気が大切だ、というのが赤西さんから候補者へのメッセージです。
自分を動物にたとえると
ボビー中西さんが最初に伝えたのは、役作りで最も大事なのは俳優が自分自身を知ることだ、という考え方です。
その入口として、候補者は自分を動物にたとえ、理由とともに発表しました。
- 稲葉捺月さん:ナマケモノ(すぐ怠けようとするから)
- 松井薫平さん:シカ(最近鹿肉を食べることが多いから)
- レオさん:トラ(狙った獲物は逃さないから)
- 麻絵さん:ヘビ(家でとぐろを巻くように寝ていたかと思えば、急にスルスルと動き出すから)
- 坂井裕美さん:コアラ(マイペースだが、守るべきものができると強いから)
- 木村龍太さん:キリン(何が起こるか分からないから遠くから見ている感じがあるから)
- 並木彩華さん:チョウチョウ(リラックスして飛べそうだから)
- 神嶋里花さん:マグロ(止まると死にそうになり、暇だと鬱々としてしまうから)
- リ ショウカクさん:コモドドラゴン(あれこれ考えず、全部飲み込むくらいの気持ちで挑むから)
- 城戸愛莉さん:サル(落ち着きがなく、いろんな人にちょっかいを出したくなるから)
審査する側も参加し、山田さんは「最初はチワワかと思ったが、ボーッとしてきたのでヤギ」、ボビー中西さんは落ち着きがないのでサルと答えました。
赤西さんは、ウサギとライオンのハーフにサルのDNAが入っていると答え、プライドが高めで寂しがり屋、活発だと説明しました。
自分を知る詩
次の課題は、格好をつけずに今の自分をノートに書き出し、詩として朗読することです。
松井薫平さんの詩のタイトルは『僕と俺』です。
人に対する自分と家族の中の自分で一人称が変わることを見つめ、揺るぎない自分を見つけたいという思いを言葉にしました。
永山ようさんは『〇〇しすぎ』というタイトルで、考えすぎ、周りを気にしすぎ、怖がりすぎといった自分の弱さと向き合いました。
坂井裕美さんの詩は『ただ進むだけ』です。
産声やミルクの匂いから始まり、包まれ守られているのは自分の方だ、と結ぶ詩でした。
朗読のあと、坂井さんは涙を流しながら、3歳の子どもを育てている最中であることを明かしました。
挑戦していいのか、子どもと離れて過ごすことに罪悪感があったと語ったうえで、母親である前に一人の人間として、自分のしたいことに生きていいと伝えたいと話しました。
怒りから入るエチュード
最後は、怒りの感情から入る即興演技(エチュード)です。
基本のルールは「YESでつなげる」で、相手のセリフや動きを否定せず、一度受け入れて会話を発展させていきます。
ねらいは、普段は出さない激しい感情を心と体で解放し、役としてそこに存在する「BEING」の感覚をつかむことです。
辻千恵さんと麻絵さんのペアは、「貸した服を破った」「家事をしない」といった身近な不満から、激しい言い合いに発展しました。
普段は怒ることがないという麻絵さんは、相手と向き合って言い合ったことで解放され、心と体が役とつながる面白さを感じたと振り返っています。
ほかに、門田宗大さんと稲葉捺月さん、樋口拓哉さんとリ ショウカクさん、ミノリさんとほのかりんさん、松井薫平さんと最愛さんがペアを組みました。
赤西さんも、長回しのシーンで何を喋ったか覚えていないほど役に入り込み、頭で考えずに役と一つになれた心地よい瞬間があったと、自身の経験を語りました。



何を喋ったか覚えていないほどって、すごい境地です!



それが、このワークショップで目指す「BEING」の感覚ですね。
4次審査の自主練習
ワークショップのあと、各グループはScene 1の本番に向けて自主練習に入りました。
グループEでは、末っ子役の樋口拓哉さんが、事実を知らされたときにどう動くかを試していました。
部屋の奥にあぐらをかいて座るなど、立ち位置から末っ子の居方を探っています。
樋口さんは、1次・2次審査は自分が楽しめればいいという独りよがりだったが、3次審査を経て、人と関わって芝居を組み立てる大切さを知ったと語りました。
グループAは、台本に書かれていない三きょうだいの関係を、3人で深く話し合っていました。
長男が家で感じていた居心地の悪さや、音大に行きたかったが諦めて建築関係で働いている、といった役の裏設定まで作り込んでいます。
中間子役の神嶋里花さんは、覚悟を決めるために昼のアルバイトを辞め、このオーディションに専念したと涙ぐみながら明かしました。
グループBの手話
グループBの中間子役は、ろう者の俳優レオさんです。
長子役の松井薫平さんは、練習に手話の本を持ってきました。
そして、長男は弟のために手話を勉強していて、スムーズに会話できるという設定にしようと提案します。



弟のために手話を覚えた長男って、優しすぎます!



きょうだいの年月を、手話で見せる設定なんですね。
こうしてグループBは、手話を取り入れたきょうだいのやり取りを組み立てていきました。
城戸愛莉の涙
グループFの読み合わせでは、中間子役の城戸愛莉さんの涙が止まらなくなる場面がありました。
課題台本は、三きょうだいのうち末っ子だけ父親が違う、という設定です。
城戸さんは、実のきょうだいだけではない家族というこの設定に、自分の生い立ちが重なったと語っています。
城戸さん自身については、Day 1の個別インタビューで原点が語られていました。
母子家庭の3人きょうだいで育ち、お母さんを助けたい一心で、13歳のときに賞金を目当てにオーディションを受けたのが始まりだったそうです。
読み合わせの場では、長子役の坂井裕美さんと末っ子役の最愛さんが、城戸さんに優しく寄り添っていました。
Scene 1審査と柴咲コウの講評
Day 2は、いよいよScene 1の審査です。
本番の舞台は、赤城山 青木旅館の客室です。
女将役は、みやべほのさんが務めました。
この日から、ゲストパートナーの柴咲コウさんも審査に加わります。
柴咲さんは、長い期間をかけて少しずつ絞られながら、課題やセリフに没頭できる場にいることは学びになり、ちょっぴり羨ましさもある、いい機会だと語りました。
全組の審査を終えたあとには、自分の俳優人生を振り返り、自分の中のエゴや羞恥心をいかに捨て去るかという作業を、何十年も続けてきたような気がすると話しています。
ここからは、放送の順に6組の本番と講評を見ていきます。
グループE(木村龍太・辻千恵・樋口拓哉)
グループEは、末っ子役の樋口拓哉さんが部屋の隅に離れて座り、最初から距離のあるきょうだいを見せました。
女将の「血がつながってない」という言葉を受けて、末っ子が部屋を飛び出します。
山田孝之さんは、話し合って作ってきた感じが出ていて、微妙な空気感や距離感、関係性がしっかりあったと評価しました。
柴咲さんは、まっさらな目で見る立場として安定感を感じたと話しています。
これを受けて山田さんは、長子役の木村龍太さんを「安定感のキム兄」と呼びました。
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グループD(麻絵・ほのかりん・ミノリ)
グループDは、部屋に入った瞬間から和気あいあいとした3姉妹の空気を作りました。
女将の言葉を聞いた末っ子役のミノリさんは、戸惑いに目を泳がせ、静かに部屋を出ていきます。
山田さんは「ミノリさんすごい良かったな」と切り出し、本当に末っ子がいると思ったと話しました。
柴咲さんも、「どういうこと?」という混乱の、目の動揺感が良かったと評価しています。
すれ違いを抱えた家族はそれを表に出しがちだが、仲良くしてみせたところが新鮮で、ある意味リアルだった、というのが柴咲さんの見方です。
その中で生きていかなければならない子が出ていた、とも話しました。
榊原有佑さんは、和気あいあいとした空気が2〜3分で一変することは日常ではまずないのに、それを芝居で成立させた3人の空気がすごいと語っています。



仲良し姉妹の空気が一瞬で変わるの、ゾクッとしました!



明るさを作り込んだからこそ、目の動揺が際立ったんですね。
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グループA(リ ショウカク・神嶋里花・並木彩華)
グループAは、末っ子役の並木彩華さんの無邪気さと、中間子役の神嶋里花さんの気遣い、長子役のリ ショウカクさんの落ち着きで三きょうだいを形にしました。
女将の言葉にショックを受けた並木さんが、部屋を駆け出していきます。
山田さんは、神嶋さんの中間子の入り方が良かったと話しました。
2人に対する白々しさが程よい塩梅で、部屋に入ってきたときから関係性が見えた、という評価です。
キャスティングディレクターの岩上紘一郎さんは、リさんの存在感が圧倒的で、目が笑っていないところにゾクゾクしたと語っています。
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グループB(松井薫平・レオ・稲葉捺月)
グループBは、練習で組み立てた手話を使い、自然なきょうだいのやり取りを見せました。
女将の言葉に対し、長子役の松井薫平さんは感情を荒らげず、冷静に受け止めようとする抑えた芝居をします。
耐えきれなくなった末っ子役の稲葉捺月さんが、部屋を出ていきました。
山田さんは、長子がかなり感情を出さないタイプだったと指摘し、動じないのか、出さないのかと興味を示しました。
そのうえで、シーン2が想像つかない、どうするんだろうと続けています。
松井さん本人は、もともとはやりやすいキャラクターで準備していたが、2人の芝居を見て、ちゃんとコミュニケーションが取れる兄として抑えめにしたと振り返りました。
グループC(永山よう・門田宗大・美海)
グループCは、中間子役の門田宗大さんが派手なシャツで場を和ませ、長子役の永山ようさんが落ち着いた長男を演じました。
事実を知った末っ子役の美海さんは、無言で部屋を出ていきます。
山田さんは、美海さんが見え方を気にしているように感じたと、自分の受け取り方として話しました。
永山さんについては、審査する側から期待を込めた言葉が続きます。
企画プロデューサーの松田一輝さんは、永山さんは画面にいるだけで、その人がいる空気を作れる人だと語りました。
榊原さんは、永山さんだからこういう作品になった、というものをずっと期待していると話しています。
山田さんは、書いてあることだけなら演じられる人はたくさんいるので、せっかく役をもらったなら、自分なりのアイデアや面白さ、意外性を乗せてほしいと伝えました。
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グループF(坂井裕美・城戸愛莉・最愛)
グループFの本番は、最初から張りつめた重い空気で始まりました。
女将の言葉に中間子役の城戸愛莉さんが激しく動揺し、末っ子役の最愛さんが部屋を飛び出します。
山田さんは、このグループはかなり重めに作ってきたという印象を語りました。
ここまで感情が出たことで、Scene 2の3人のシーンにつなげるのが、逆にとても難しくなったのではないか、という見方です。



ここまで出しきった3人、Scene 2でどうなるんだろう!



感情の高さを、次のシーンへどう受け渡すかですね。
岩上さんは、Scene 1で城戸さんがここまで揺さぶられたことを活かせればよかったが、感情をこらえる方へ向かい、カメラに背を向けてしまったと指摘しました。
城戸さん本人は、役に入り込みすぎて感情をもらいすぎてしまった、もう少し軽く受け止めたかったと振り返っています。
第5話のSNSの反応
第5話は、2026年10月29日(木)にLeminoで配信されました。
配信直後のSNSでは、ゲストパートナーの2人に注目する声が目立っています。
赤西仁さんについては、真剣な仕事モードの表情が「かっこいい」という反応が多く見られます。
柴咲コウさんの落ち着いた存在感にも、好意的な声が寄せられています。
審査の中身では、同じシーンでも候補者ごとに解釈がまったく違うのが面白い、という感想が挙がっています。
名前を知られていなくても実力のある俳優が集まっている、と実感したという声もあります。
映画の撮影地である前橋で審査することで、候補者が役に入り込みやすくなっている、という見方も見られます。
3つのシーンを感情でつなぐという課題の形式にも関心が集まっていて、続きのScene 2を楽しみにする投稿が目立ちます。
内容への批判的な声は、配信直後の時点ではほとんど見られません。
第6話はScene 2を台本なしで
次回のScene 2は、台本なしで挑む課題です。
次回予告で山田孝之さんは、「3人でシーン2を作る」と候補者に告げました。
セリフも書かれておらず、自分たちで作るという条件です。
山田さんは、書いていないところを書く作業こそが俳優の頭の中だ、と続けています。



セリフまで自分たちで作るなんて、ドキドキします!



Scene 1で生まれた感情が、そのまま言葉になる課題ですね。
Scene 2は、三きょうだいが本音をぶつけ合う場面です。
予告には、声を上げ、涙を流しながら向き合う候補者たちの姿が映っていました。
Scene 1で重い空気を作ったグループFや、感情を抑えた長子を見せたグループBが、どんな言葉を交わすのかにも注目です。
その先のScene 3では、宿に一泊したきょうだいのもとに父親が現れます。
4次審査の合否が発表されるのは、Scene 3の審査を終えたDay 4です。
予告の最後には、「俳優って何だ?」という言葉が映し出されました。
関連記事:THE OPEN CALLとは?配信日・審査の流れ・合格発表
出典まとめ
- Lemino「THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-」特設サイト
- 前橋市「前橋フィルムプロジェクト」
- Lemino『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』Episode 5「役と自分の境界線」(2026年10月29日配信)
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