オーストラリア・シドニー出身のイ・リオさんは、かつてHYBEの練習生チーム「Trainee A」の中心メンバーとして注目されていた存在です。
デビュー目前で脱退を発表し、一度は夢から離れましたが、その後ソロ活動を経てGrid Entertainmentに所属。
そして2025年には『BOYS PLANET2』に挑戦し、第1回・第2回の生存者発表で連続3位を記録する安定ぶりを見せています。
挫折と再出発を経験してきた彼が、再び夢を掴もうとする姿に多くのファンが心を動かされています。
イ・リオ基本プロフィール|オーストラリア出身の韓国系22歳
イ・リオさん(LEE LEO、本名:イ・ジョンユン/Lee Jong-yoon)は、今『BOYSⅡPLANET』で安定して3位をキープしている人気練習生です。
オーストラリア・シドニーで生まれ育った韓国系オーストラリア人で、グローバルな感覚と存在感を兼ね備えた実力派なんです。
まずはプロフィールを整理してみましょう。
生年月日・身長・国籍などの基本データ
誕生日は2002年8月22日。
背が高くてスタイルが良いのも特徴で、身長は179cmという説と181cmという説があって、どちらにしてもステージ映えするのは間違いありません。
国籍は韓国系オーストラリア人で、家庭では韓国語、学校や生活では英語という環境で育ったそうです。
英語も韓国語も使いこなせるバイリンガルだから、国際的なファンからも応援されやすいですよね。
性格診断ではMBTIがISTP。
落ち着きがあって冷静に物事を見られるタイプだそうで、番組の中でも年下練習生をさりげなく支えるような場面が印象的です。
シドニー生まれの多言語話者としての魅力
シドニーは移民の多い街なので、幼い頃からいろんな文化に触れてきたようです。
そういう環境で育ったからこそ、自然に国際感覚が身についていて、ステージでも自分を堂々と表現できるのかもしれません。
英語と韓国語を自由に使えることで、海外ファンとの距離も近く、SNSでも英語で発信できる強みがあります。
実際にファン層を見ても韓国・日本だけじゃなく、英語圏からの支持も厚いんです。
韓国渡航の経緯と17歳での決断
リオさんが大きな決断をしたのは17歳のとき。
高校生の多くが進路や進学で悩む年齢に、彼は「音楽で生きていく」という道を選んでシドニーを離れました。
そして韓国へ渡って、BigHit Musicの練習生になったんです。
韓国での生活は簡単じゃなかったはずですが、それでも夢を諦めずに挑戦を続けた姿勢が、今の彼を作っていると思います。
その後はTrainee Aの中心メンバーとして活動。
メインボーカル候補にまで成長して、ファンから「デビュー間違いなし」と言われていた時期もありました。
まさに彼のキャリアの原点がここにありますね。
Trainee A時代の栄光と挫折|HYBE練習生としての中心的存在
イ・リオさんといえば、やっぱり外せないのが「Trainee A」時代の話です。
HYBE(当時はBigHit Music)の練習生として過ごした時間は、彼のキャリアのなかでも特に大きな転機になっています。
BTSやTXTを生んだ事務所で経験を積んだことは、今の安定感や表現力にもつながっているんです。
BigHit Music練習生としてのスタート
17歳で韓国に渡ったリオさんは、すぐにBigHitの練習生として選ばれました。
厳しい競争の中でも、最初から「実力がある」と注目される存在だったようです。
大手事務所の練習生というだけで期待値は高いですが、その中でも一目置かれていたのがリオさんでした。
Trainee Aでの中心メンバーとしての活動
「Trainee A」はHYBEが準備していた次世代ボーイズグループの候補チームで、SNSやYouTubeを通じて練習の様子や日常が公開されていました。
リオさんはその中でも中心的な存在。
メインボーカル候補として紹介されることも多く、歌の安定感やステージ映えするビジュアルで、ファンの間では「デビュー確実」と言われていたほどです。
当時の動画を覚えている人なら、「Trainee Aといえばリオ」という印象を持っていた方も多いはず。
練習風景でも堂々としていて、すでにアイドルの雰囲気をまとっていたのが印象的でした。
デビュー最終評価直前という絶妙なタイミング
ところが、デビューに手が届く直前の2022年8月、リオさんは突然Trainee Aを脱退。
ファンにとっては衝撃的なニュースで、SNSも大きくざわつきました。
「どうしてこのタイミングで?」と驚いた人がほとんどだったと思います。
リオさん自身も長く悩んだ末の決断だったと語っていますが、当時は「なぜデビュー前に?」という疑問がどうしても残りました。
ただ、それだけ切羽詰まった思いがあったということ。
夢を目前にして立ち止まるのは勇気がいることですが、それが彼にとって必要な時間だったのだと、今になってわかります。
2022年8月の脱退騒動|「一人で止まる時間が必要」だった真相
Trainee Aからの突然の脱退は、イ・リオさんのキャリアの中でも一番大きな出来事のひとつでした。
2022年8月、まさにデビュー直前というタイミングでの発表は、多くのファンにとってショックで、当時SNSでも大きな話題になりました。
脱退発表時のコメント全文解析
リオさんは脱退を発表したとき、自らの言葉で「長い間悩んでいた」「一人で止まる時間が必要だった」と説明しています。
このコメントからもわかるように、理由は単なる契約問題や人間関係のトラブルではなく、本人の心の中にある葛藤やプレッシャーが大きかったようです。
夢に向かって突き進む中で、精神的に限界を感じる瞬間があったのだと思われます。
メンタルヘルス問題と長期間の悩み
練習生生活は華やかに見える一方で、日々の競争や自己管理のプレッシャーは想像以上に大きいものです。
特にリオさんは「中心メンバー」として注目されていたため、その分プレッシャーも強くのしかかっていたはず。
長い間心の中で葛藤を抱え続けていたことが、最終的に「今は立ち止まらなければならない」という決断につながったのでしょう。
ファンにとっては悲しいニュースでしたが、彼が勇気を持って休む選択をしたことに理解を示す声も多くありました。
実際、SNSでは「また戻ってきてくれるなら待ちたい」「自分の健康を大事にしてほしい」といった応援のコメントも数多く寄せられていました。
会社との話し合いと最終的な決断
BigHit側とも何度も話し合いを重ねたうえで、脱退という形を選んだリオさん。
表面的には突然に見えても、本人にとっては時間をかけて考え抜いた結果だったようです。
この時期を経て、彼は一度立ち止まり、自分の心や人生と向き合うことを優先しました。
この脱退があったからこそ、後にソロ活動やボイプラ2での再挑戦につながったとも言えます。
あのとき立ち止まる決断をしなければ、今のリオさんの姿はなかったかもしれません。
ファンにとっても、あの脱退騒動は「彼が本当の意味で強くなるために必要な時間だった」と感じられる出来事になっています。
ソロアーティストとしての再出発|131レーベル契約から現在まで
Trainee Aを脱退したあと、イ・リオさんはしばらく表舞台から離れていました。
「本当にもう活動を続けないのでは?」と心配する声もありましたが、彼は音楽を諦めてはいなかったんです。
少し休んだあと、ソロアーティストとして再び歩き出すことを選びました。
2023年7月131レーベルとの専属契約
2023年7月、韓国の「131レーベル」と専属契約を結んだことが発表されました。
このレーベルはiKONのB.Iさんが関わっていることでも知られており、音楽性を大事にする方針が特徴です。
リオさんはここでソロアーティストとして活動を始め、作詞や作曲にも挑戦。
単なるアイドル練習生ではなく、「音楽を自分で作れる人」としての一面を見せてくれました。
Grid Entertainment移籍の背景
ただ、その後リオさんは新しい環境を求めてGrid Entertainmentに移籍します。
明確な理由は公表されていませんが、より安定した活動基盤や、将来的なデビューにつながるサポートを期待しての移籍だと考えられています。
実際、Grid所属になってからは「オーディション番組に再挑戦するのでは?」という噂も流れ、ファンの期待感もどんどん高まっていきました。
作詞作曲能力とソロ活動実績
ソロ活動時代には、自分で作った楽曲を披露したり、SNSで音楽的な片鱗を見せることもありました。
歌やダンスだけでなく、自分の言葉で曲を書き、メロディを作ることができるというのは、アイドルを目指す練習生の中でも強みになりますよね。
表舞台で大きな成果を残したわけではありませんが、このソロ期に積んだ経験は、今の彼の表現力に確実に活きています。
一度は夢を諦めかけたものの、ソロアーティストとして再スタートしたこと。
そして再びアイドルという道を選んだこと。
これがリオさんの「諦めない強さ」を象徴しています。
ファンにとっても、「戻ってきてくれてよかった」と心から思える時期だったのではないでしょうか。
ボイプラ2での復活劇|3位安定キープの実力分析
長い休養とソロ活動を経て、イ・リオさんが再び大きな舞台に立ったのが『BOYSⅡPLANET』です。
脱退や迷いを経験したあとにもう一度挑戦する姿は、多くのファンに勇気を与えました。
「夢を簡単には諦めないんだ」という強い気持ちが、今の彼の最大の魅力かもしれません。
参戦決意と「長年の夢」への再チャレンジ
リオさんはボイプラ2に参加するにあたり、「ずっと心に残っていた夢を追いたい」とコメントしています。
Trainee Aのときに一度は途切れてしまった”アイドルとしてデビューする”という道。
その未練や悔しさが、今回の再挑戦を後押ししたようです。
ファンからすると、「またステージに戻ってきてくれた」というだけで感動的な出来事でした。
第1回・第2回ともに3位の安定感
ボイプラ2では、第1回・第2回の生存者発表式でいずれも3位を獲得。
特に第2回では793万5026点という高得点を記録しました。
オーディション番組は順位が上下しやすいのですが、2回連続で同じ順位をキープしているのは、それだけファン層が厚く安定している証拠です。
番組内のステージでも、堂々とした姿が目立っています。
緊張感のある場面でもブレずに歌い上げる姿や、表情で曲の世界観を伝える力は、「経験者ならでは」と言われるポイント。
若い練習生たちの中で、落ち着きと実力を両立しているのがリオさんの強みです。
セミファイナル楽曲配置と得意分野予想
これまでのステージを振り返ると、彼の強みはやっぱりボーカル。
伸びのある声と安定した歌唱力で、難しい曲でも安心して任せられるタイプです。
セミファイナルでバラードや感情表現が求められる楽曲が与えられれば、さらに輝きを増すはず。
もちろん、ダンス曲でも表情や雰囲気で存在感を示せるので、どんな曲でも”主役感”を出せるのが彼の魅力です。
復活をかけたボイプラ2で、連続して3位を守り抜いているリオさん。
その安定感は、単なる人気だけでなく、これまでのキャリアで培った経験やファンの信頼に裏付けられています。
これから先のステージで、どんな表現を見せてくれるのか楽しみで仕方ありません。
デビューへの道筋|元BigHit練習生の強みと今後の展望
イ・リオさんが「ボイプラ2」で安定して上位をキープしているのは、偶然ではありません。
Trainee A時代に大手事務所で経験を積んだこと、そして一度夢を諦めかけてからもう一度戻ってきた強さ。
どちらも彼の大きな武器になっています。
ここでは、デビューに向けた強みと今後の可能性をまとめてみます。
大手事務所経験がもたらすアドバンテージ
BigHit Musicで練習していた経験はやはり特別です。
世界的に活躍する先輩アーティストを身近に見てきたことで、プロとして必要な姿勢や技術を学んでいます。
練習生時代から「ステージの見せ方」を叩き込まれてきたからこそ、今の落ち着いたパフォーマンスがあるんです。
番組の中でも「安定感がある」とよく言われるのは、この経験が大きいと思います。
ファン層の厚さと国際的な支持基盤
オーストラリア出身で英語も韓国語も自由に使えるリオさんは、ファン層の広さも強みです。
韓国や日本のK-POPファンはもちろん、英語圏のファンからの支持も厚く、SNSでも応援の声が世界中から寄せられています。
こうした国際的なファンダムはデビュー後の活動でも力になるはずで、事務所側から見ても頼もしい存在と言えるでしょう。
最終デビューメンバー入りの可能性
ここまでの成績を振り返れば、リオさんが最終的にデビュー組に入る可能性はかなり高いと考えられます。
第1回・第2回と続けて3位をキープしている安定感は他の練習生にはなかなか真似できないものです。
もちろん、最後の投票で順位が動く可能性はありますが、ファンダムの厚さを考えると安心感がありますよね。
ただ、リオさんにとって大事なのは順位だけではありません。
ファイナルでどんなステージを見せるのか、これまでの経験をどう集大成として表現するのか。
そこが彼の未来を左右するカギになりそうです。
ファンとしては「きっと最高の瞬間を見せてくれる」と信じて応援するのみです。
まとめ
イ・リオさんは、シドニー生まれの韓国系オーストラリア人として育ち、17歳で韓国へ渡ってBigHit Musicの練習生になりました。
Trainee Aの中心メンバーとして注目されながらも、デビュー直前で脱退を決断。
その後ソロ活動や事務所移籍を経て、2025年には『BOYSⅡPLANET』で復活を果たしました。
第1回・第2回の生存者発表ではいずれも3位をキープしていて、安定感のある実力を示しています。
過去の挫折や悩みを乗り越えた彼が、ファイナルでどんな姿を見せてくれるのか――ファンの期待はますます高まっています。

