2025年12月4日に配信された『HIP POP Princess』第8話、ご覧になりましたか?
見終わった後、しばらく言葉が出てこなかった……という方も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
今回は審査結果の是非やパフォーマンスの技術論はいったん置いておきましょう。
この記事では、第8話で私たちの胸を締め付けた「10名脱落」という現実と、そこで生まれた”残酷で美しい人間ドラマ”について、感情のままに語らせてください。
(※ここからは、第8話の空気を共有するための内容になります。ハンカチのご用意を!)
10名脱落が”残酷”と呼ばれた理由──ステージに立てない子の悔しさ
今回の第8話が、これまでのエピソードと決定的に違ったのは、「負けたから去る」のではなく、「戦う場所さえ与えられずに去る」参加者がいたことではないでしょうか。
VERBALさんのプロデュース楽曲という最高の舞台。
そこに向けて、彼女たちは寝る間も惜しんで練習を重ねてきました。
それなのに、本番のステージに立つことすら許されないまま、ジャージ姿の練習室で脱落が決まってしまう。
このルールが発表された時の、凍りつくようなスタジオの空気は、画面越しの私たちにも痛いほど伝わってきましたよね。
「せめて、衣装を着せてあげたかった」
「照明を浴びて、最後のパフォーマンスを見せてほしかった」
SNSに溢れたそんな言葉こそが、視聴者の総意だったと思います。
努力が報われないこと以上に、「努力の成果を見せる機会すら奪われる」という現実。
その残酷さを突きつけられた時、私たちは改めて、彼女たちが挑んでいる「サバイバル」という場所の厳しさを思い知らされました。
呼ばれる順番が作り出した緊張と涙──発表シーンの空気
そして、運命の順位発表。
この時間の”重さ”は、過去のエピソードとは比にならないものでした。
名前が呼ばれるたびに、安堵のため息と、まだ呼ばれていない仲間を思う視線が交錯する。
通常であれば、合格を喜び、ハイタッチを交わすシーンです。
でも、今回は違いました。
名前を呼ばれた参加者の多くが、喜びを爆発させるどころか、まるで申し訳なさそうに、小さく身体を震わせていたのが印象的でしたね。
隣にいた仲間が、もうここにはいられないかもしれない。
その事実が重くのしかかり、スタジオには張り詰めた緊張感と、すすり泣く声だけが響いていました。
沈黙が続くあの数秒間、画面の前で手を合わせて祈っていたのは、きっと私だけではないはずです。
あの「間」の苦しさは、しばらく忘れられそうにありません。
ココ・夕暖・ユミン…評価された子の”背景にある物語”
そんな重苦しい空気の中で、一筋の光のように感じられたのが、ココ(COCO)、夕暖(YUNON)、ユミン(YUMIN)といったメンバーへの称賛の声でした。
なぜ彼女たちの評価が、これほどまでに視聴者の胸を熱くしたのでしょうか?
それはきっと、単にパフォーマンスが良かったからというだけでなく、**「彼女たちが積み重ねてきた物語」**が報われた瞬間を見たからだと思うんです。
今まで悔しい思いをしてきたココや夕暖が、ようやくスポットライトを浴びて輝く姿。
そして、崖っぷちの状況でも必死に食らいつき、その愛らしさで空気を変えたユミンの強さ。
彼女たちが評価された時、私たちが感じたのは「上手い!」という感嘆以上に、「やっと見つかった!」「よく頑張ったね!」という、親心に近いような承認の喜びでした。
背景にある物語を知っているからこそ、その成功が自分のことのように嬉しくて、涙が出たんですよね。
生き残った参加者の胸に去来した”安堵と罪悪感”
サバイバル番組を見るうえで、最も心が痛むのが、生き残った者だけが背負う「生存者の罪悪感(サバイバーズ・ギルト)」です。
第8話は、まさにその感情が色濃く出た回でした。
脱落した10名の分まで、自分がその席に座る。
その重圧は計り知れません。
合格者席に座る彼女たちの表情に、屈託のない笑顔はほとんどありませんでした。
「泣きながら笑う」、あるいは「喜びを噛み殺して涙を拭う」。
そんな複雑な表情を見るたびに、胸がギュッと締め付けられました。
「自分だけが残ってしまった」という苦しさと、「まだ夢を追いかけられる」という安堵。
相反する二つの感情の間で揺れ動く彼女たちの姿は、あまりにも人間らしく、そして美しくもありました。
勝者にも敗者にも、等しくドラマがあり、痛みがある。
そのことをまざまざと見せつけられた夜でした。
視聴者が願う「次は報われてほしい」──期待と祈りの行方
10名の仲間との別れを経て、物語は次のステージへと進みます。
あまりに残酷な夜でしたが、それと同時に、視聴者の間の「結束」のようなものが強まった回でもありました。
配信トラブルで画面が止まった時、SNS上で助け合う温かい輪が広がったように、「この過酷な状況だからこそ、彼女たちを支えたい」という熱い想いが、ファンの間で再燃しています。
「今回涙を飲んだ子の分まで、次はあの子に輝いてほしい」
「あんなに泣いていた推しが、次は笑顔になれますように」
そんな「祈り」にも似た期待が、今のヒポプリを包み込んでいます。
第8話で流れた涙の分だけ、次のステージで彼女たちが見せてくれる笑顔は、きっと何倍も輝いて見えるはずです。
残酷なルールに翻弄されながらも、夢を諦めない少女たちの物語。
彼女たちが流した涙の意味が、いつか報われる日が来ることを信じて、これからもその背中を見守っていきましょう。
私たちはまだ、この物語から目を離すわけにはいかないのですから。
まとめ:涙の向こう側にある景色を信じて
第8話は、ヒポプリ史上最も多くの涙が流れた回だったかもしれません。
ステージに立てなかった悔しさ、選ばれたことへの重圧、そして仲間との別れ。
画面から伝わってくる感情の波があまりに大きくて、見ている私たちも心が削られるような1時間でしたよね。
でも、彼女たちが流したその涙は、決して無駄にはならないはずです。
残酷な現実を乗り越え、それでも夢に向かって手を伸ばし続けるその姿こそが、私たちをこんなにも惹きつけてやまないのですから。
「次は報われてほしい」
「あの子の笑顔がまた見たい」
そんな私たちの願いが、きっと次のステージを輝かせる力になります。
脱落したメンバーの想いも背負って進む彼女たちの物語を、これからも最後まで温かく見守っていきましょう!
▼ 第8話をもっと深く知りたい方はこちら



■ 引用・参考・出典一覧
【番組情報・配信プラットフォーム】
- 番組名:『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』(ヒポプリ)
- 配信:U-NEXT(ユーネクスト)公式サイト
- 制作・著作:HIP POP Princess製作委員会
【公式SNS・関連リンク】
- 番組公式X(旧Twitter):@HIPPOP_Princess
- 番組公式Instagram:@hippop_princess_official
- 番組公式サイト:HIP POP Princess 公式ページ
- ゲスト情報:m-flo Official Website / VERBAL Official Instagram
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