2025年11月8日放送の『ガルバト -GIRLS BATTLE AUDITION-』第11話は、シリーズ屈指の名回となりました。
今回のテーマは、完全書き下ろしのバラード課題「Close」。
これまでの激しいダンスバトルとは一転し、”感情で伝える力”が試されるステージです。
3チームに分かれた14人が、それぞれの想いを歌に込め、審査員たちの心を動かしました。
次回にはついに12名のファイナリストが発表されるだけに、一つひとつの表現が運命を左右する局面。
ここからが本当の”心の戦い”です。
バラード課題「Close」開幕──”技術”より”心”を試す最終局面
今回の課題曲「Close」は、審査員の一人であるシンガーソングライター・MAYU WAKISAKAさんが書き下ろしたバラード。
全14人がチームA・B・Cに分かれて同曲を披露し、歌唱・ハーモニー・感情表現を競いました。
佐藤晴美さんは「技術ではなく、心をどこまで開けるかが問われる」と語り、EXILE NAOTOさんも「新人離れした声量と、ひとりひとりの歌心が見えた」と高評価。
番組の空気はいつになく静かで、会場全体が”息を潜めて聴く”ような張りつめた緊張感に包まれていました。
3チームの構成は、
Aチーム:ユナ・ユララ・ミナミ・コハル
Bチーム:ヒナタ・ヨシオカミュウ・マリン・マノン・アイコ
Cチーム:シモダミュウ・モモ・トア・コイロ・ニコリ。
いずれも個性派揃いで、誰がセンターに立ってもおかしくない実力派メンバーばかり。
課題曲「Close」の繊細なメロディが、14人の”素の心”を引き出していく――そんな1時間でした。
(出典:番組本編/TVer・Hulu)
Bチーム──ヒナタ×ヨシオカミュウの”華と情熱”、チーム全体で魅せた完成度
今回、最も完成度が高いと評されたのがBチーム。
ヒナタ・ヨシオカミュウ・マリン・マノン・アイコという、個性と実力が絶妙に噛み合った5人が集結しました。
佐藤晴美さんは「女性らしいパワーが強かった」と総評。
曲の中に流れる”しなやかさと強さ”を見事に両立したステージだったと語りました。
特にリーダー格のヒナタについては、「マインドがギュッと詰まっていて心を掴まれた」と高評価。
ダンスで培ってきた表現力をボーカルに昇華させ、サビの情感には圧倒的な説得力がありました。
そして、佐藤さんが続けて称えたのがヨシオカミュウ。
「内に秘めた情熱が全面的に出ていて、立ってるだけで華があり目が行く存在」というコメントの通り、ステージ中央に立つだけで空気を変える”スター性”を放っていました。
彼女の表現は、派手さよりも”内側の熱”で観る者を惹きつけるタイプ。
審査員の言葉どおり、グループ全体のムードメーカーでありながら、静かに中心を支える存在感が光ります。
他のメンバーもそれぞれ印象的でした。
マリンは「ダンスパートが良かった。しかしパワーバランスの調整が必要」、マノンは「声の魅力がグンッと高まった。
経験の浅さを感じさせないダンス」、そしてアイコは「手先や足先からすごく妖艶だった」と評価。
MAYU WAKISAKAさんも「ボーカルしっかり頑張って成長してる」と語り、特にアイコに対しては「今回一番成長した。
今まで個性がなかったが、今回は歌から意思が伝わってきた」とコメントしました。
EXILE NAOTOさんの言葉「iScream以外のメンバーも声が聞こえるようになってきた」が象徴するように、Bチームは”バランス型”から”個性共鳴型”へ進化。
それぞれの声がぶつかるのではなく、溶け合うように響くことで、楽曲「Close」の世界を最も自然に体現したチームだったのではないでしょうか。
(出典:番組本編/TVer・Hulu)
Aチーム──ユナの”唯一無二の声”が物語を紡ぐ、4人編成の繊細な挑戦
今回唯一の4人編成で挑んだAチーム(ユナ・ユララ・ミナミ・コハル)。
他チームより1人少ない分、1人あたりの責任とプレッシャーは大きく、序盤から緊張感が漂っていました。
佐藤晴美さんは「他は5人の中でAチームだけ4人だった。だからそれぞれの色が目立つようにするべきだった」と指摘。
それでも4人は見事に空間を使い、バラード「Close」に新たな表情を与えました。
特に際立っていたのがユナ。
佐藤さんは「唯一自分の色を出すことが体現できていて、歌の物語を伝えられていた。声で物語を描いていくプロ。唯一無二の才能」と絶賛。
EXILE NAOTOさんも「既にデビューしていてスタイルが確立されているため、ゼロから作るよりも難しいチャレンジをしている。そのチャレンジはとても正しい」と分析しました。
彼女の歌声には、単なる上手さではない”ストーリー性”が宿っており、聴く者の心に情景を浮かび上がらせる力がありました。
一方で、チーム全体としてはバラード特有の”呼吸感”のズレが課題に。
ユララについては「すごく艶があり、バラードにハマっていた。クセが強く出ていて個性はあったが、グループパフォーマンスではもっとフラットで表現できる必要がある」(佐藤さん)とコメント。
MAYU WAKISAKAさんも「クセが残っている。やるべきことをこなした上で溢れて止められないのが個性。クセをもっと良い個性に置き換える努力をしてほしい」と語っています。
さらに、ミナミの「ポップで元気な女の子から影のある一面を見せた」という変化も印象的。
そしてコハルには「ずっと力が入っていて苦しそうだった。表情の練習をしてほしい」という具体的なアドバイスが送られました。
4人がそれぞれ異なる方向に個性を伸ばしつつ、ひとつの物語としてまとまっていたAチーム。
完璧ではない”ゆらぎ”こそが、今回のバラード回で最も人間味を感じさせた瞬間だったのかもしれません。
(出典:番組本編/TVer・Hulu)
Cチーム──シモダミュウが掴んだ”歌えるダンサー”の称号とチームの一体感
番組中盤で登場したCチーム(シモダミュウ・モモ・トア・コイロ・ニコリ)は、今回の「Close」で最も劇的な進化を見せたチームでした。
EXILE NAOTOさんが「ダンスのイメージが強いメンバーたちが、ここまで歌で心を動かすとは」と驚きを語ったように、バラードという未知のフィールドで彼女たちは殻を破りました。
中心となったのは、もちろんシモダミュウ。
これまで”踊れるメンバー”として存在感を発揮してきた彼女ですが、この日は違いました。
佐藤晴美さんは「一番の成長株。これまで表情や声に迷いがあったが、今回は心から歌っていた。『歌えるダンサー』に変わった瞬間」とコメント。
MAYU WAKISAKAさんも「声の芯が強くなってきた。感情をコントロールできるようになってきていて、聞き手を惹きつける力が増した」と高く評価しました。
一方で、モモの安定感もチームに大きく貢献。
「声のトーンが心地よく、他メンバーの個性を引き立てる”支え役”として素晴らしい」という言葉どおり、柔らかな声色でグループ全体のバランスを整えていました。
そして、トアの表現には”ダンス出身”ならではの身体表現が光ります。
EXILE NAOTOさんは「トアはとにかくキレがあるが、今回はそれを抑えた”溜め”の表現が絶妙だった」と評し、佐藤さんも「静と動を理解していて、チームの中で呼吸を作っていた」とコメント。
コイロは「柔らかい声が印象的。曲との相性が良く、表情の使い方も上手くなった」と好感触。
ニコリに関しても「今まで見えなかった感情表現が出てきた」と、全体的にポジティブな評価が続きました。
Cチームの強みは、”まとまり”ではなく”共鳴”。
ひとりひとりの個性が主張しながらも、最終的に感情が一つの方向へと流れ、最後のサビでは会場の空気が一変。
MAYU WAKISAKAさんが「この曲のメッセージ『Close your eyes and feel』を、最も体現していた」と語った通り、全員が”音に寄り添う”姿勢を見せたステージでした。
まさに、シモダミュウを筆頭に”踊れる子たちが歌で泣かせた”瞬間。
これまでの印象を覆すCチームの躍進は、次回のファイナリスト発表に向けた最大の伏線となりました。
(出典:番組本編/TVer・Hulu)
審査総評──”泣かせる力”が問われた回、そしてファイナリスト発表へ
今回の第11話は、まさに”感情の最終試験”でした。
これまで磨いてきたダンススキルやパフォーマンス力ではなく、「心で伝える」ことがテーマ。
その中で、どのチームも涙や緊張を超え、“泣かせる力”=聴き手の感情を動かす表現に挑みました。
佐藤晴美さんは全体講評で「今まででいちばん静かな回だったけど、一番強く伝わった。全員が”誰かのために歌う”ことを意識できていた」と称賛。
EXILE NAOTOさんも「このオーディションは、テクニックだけじゃ勝てない。自分の心をどれだけ見せられるかの勝負。今日、それを体現したメンバーが何人もいた」と語りました。
また、MAYU WAKISAKAさんは「歌というのは”聴かせる”ではなく”感じさせる”もの。このステージではその違いを掴み始めた子たちがいた」と、プロの視点から核心を突くコメント。
彼女の言葉どおり、今回の「Close」は単なるバラード課題ではなく、デビューを見据えた”表現者としての覚醒回”だったといえるでしょう。
特に印象的だったのは、全体の空気。
激しいミッションバトルが続いた中で、この静かなステージがもたらした”余白”が、メンバーの心の輪郭をより鮮明にしたのです。
ヒナタ、ヨシオカミュウ、ユナ、シモダミュウ……それぞれが自分の”声”と向き合い、ようやく本当の意味で「自分らしさ」を掴み始めた瞬間でした。
次回、ついにファイナリスト12名が発表されます。
ここまで残っているメンバー全員にストーリーがあり、誰が選ばれてもおかしくないほどの接戦。
このバラード回を経て、「技術」ではなく「心」でつながる”本当のガールズグループ”が形を見せ始めています。
(出典:番組本編/TVer・Hulu)
まとめ
第11話は、単なる“課題回”ではなく、オーディションの核心──「心で歌う力」を試す場でした。
ヒナタやユナの圧倒的な表現力、アイコやシモダミュウの成長、そしてヨシオカミュウ・ユララらEXPG同期の絆。
それぞれが持ち味をぶつけ合いながら、“技術の戦い”から“心の物語”へと進化を遂げた夜でした。
審査員が繰り返し口にした「伝える力」は、まさに次回ファイナリスト発表への鍵。
涙を流しながらも笑顔で終えたメンバーたちの姿に、これまで以上に“本気の覚悟”が滲んでいました。
最終章へと進む彼女たちの挑戦、その一瞬一瞬を見逃せません。



































